- 1.1ーLINE公式アカウントの基本的な機能
- 2.2ー「ホーム」の機能について
- 2-1.1)メッセージ配信
- 2-2.2)タイムライン
- 2-3.3)あいさつメッセージ
- 2-4.4)応答メッセージ
- 2-5.5)クーポン
- 2-6.6)リッチメッセージ
- 2-7.7)リッチビデオメッセージ
- 2-8.8)リッチメニュー
- 2-9.9)ショップカード
- 2-10.10)友だち追加
- 2-11.11)リサーチ
- 3.3ーLINE公式アカウントの分析機能について
- 3-1.1)ダッシュボード
- 3-2.2)メッセージの分析
- 3-3.3)チャットの分析
- 3-4.4)友だちの分析
- 3-5.5)タイムライン分析
- 3-6.6)クーポンの分析
- 3-7.7)ショップカードの分析
- 4.4ー「アカウント」の機能について
- 4-1.1)プロフィールの設定
- 4-2.2)基本情報の設定
- 4-3.3)コレクションの設定
- 4-4.4)最新コンテンツの設定
- 4-5.5)テキストの設定
- 5.5ー「チャット」の機能について
- 5-1.1)ステータス
- 5-2.2)タグ付け
- 6.6ー「設定」について
- 6-1.1)アカウント設定
- 6-2.2)権限管理
- 6-3.4)Messaging API
- 7.7ーLINE公式アカウント管理画面のまとめ
これまで大企業向けの「LINE公式アカウント」と中小企業や店舗向けの「LINE@(ラインアット)」の2つのサービスを展開していたLINE。しかし2019年4月から、この2つが「LINE公式アカウント」に統合されました。LINE公式アカウントではメッセージやショップカード、チャットなど運用改善の分析機能が充実しています。
この記事では、これまでLINE@を利用していた方へ向けて新しいLINE公式アカウントの管理画面で何ができるのか?についてご紹介していきます。
1ーLINE公式アカウントの基本的な機能
LINE公式アカウントには、集客やお客さんとの関係構築のためのたくさんの機能があります。機能は大きく分けると3つ。
・一斉送信
・応答機能
・リッチメニュー
「一斉送信」は、友だち登録者にメッセージを送る機能です。この中には、テキスト以外にも画像、動画、ボイスメッセージなどが含まれます。
「応答機能」は、チャットによる1:1トークのやり取りのほか、bot機能を使った自動応答も含まれます。
「リッチメニュー」はバナー広告のようなメッセージを送るものです。イベント告知、Webページや動画へのリンクなどを配置できます。
LINE公式アカウントでは、これらを機能を駆使しながら登録してもらった友だちとの関係構築をしていくことが可能です。
それではそれぞれの機能について、もう少し詳しく解説していきます。
2ー「ホーム」の機能について
1)メッセージ配信
友だち登録者に対してメッセージを一斉配信します。ここで配信可能なものは、
• テキスト
• スタンプ
• 画像
• 動画
• ボイスメッセージ
• クーポン
• リッチメッセージ
• リッチビデオ
• リサーチ
の8つです。
LINEメッセージの特徴は、配信がTwitterやFacebookのように流れてしまわないこと。しかもメールのように迷惑メールフォルダに振り分けられたりすることもありません。さらにプッシュ通知されるため必然的に開封率が高くなります。
2)タイムライン
タイムライン投稿は登録者のトークルームへの配信ではなく、自社の公式アカウントのLINEタイムラインに流れます。そのため配信頻度が多くても嫌がられる心配がありません。むしろ更新頻度を増やすことで友だち登録をしていない人にアプローチできる可能性が高まります。「いいね」や「コメント」、「シェア」もできるので、企業側と友だちとのコミュニケーションの場としても機能します。
3)あいさつメッセージ
あいさつメッセージとは、LINE公式アカウントに初めて友達登録してくれた友だちに自動で送られるメッセージのこと。「友だち追加ありがとうございます、、、、」というやつですね。
あいさつメッセージは、登録してくれた友だちとのファーストコンタクトなので、登録解除されない工夫をする必要があります。定型文ではなく、今後どんな配信をするのか、登録しておくとどんなメリットがあるのかを伝えるメッセージを作りましょう。
4)応答メッセージ
応答メッセージには2種類あります。あらかじめ設定しておいたメッセージを自動で返すbotモード。個人やグループの友だちとやり取りをするチャットモード。
友だちと直接やり取りをしたい場合はチャットに切り替えます。
5)クーポン
お店独自のクーポンを作成できます。クーポンを作成することで、新規客の獲得やリピート率アップにつながります。またクーポンの設定を「全体公開」にしておくことで、お友達にシェアが可能に。シェアしたくなるようなクーポンを作成すれば集客効果が高まります。
さらにクーポンは性別や登録期間を分けての配信もできます。女性限定や男性限定、あるいは友だち登録3ヶ月以上の方限定など。ターゲットに合わせてクーポンを活用しましょう。
他にも抽選タイプのクーポン機能があります。当選確率は1~99%まで設定が可能。普通にクーポンを出すだけでなく、抽選にしてユーザーを巻き込むことで関係構築につながります。
6)リッチメッセージ
通常のテキストメッセージとは違ったバナー広告のような画像メッセージの配信機能です。画像はリンクが貼れるため、ブログやHPなどへ促すことができます。また1つの大きな画像での配信のほか、最大6つの画像を配置できます。それぞれ別のリンクを配置できるので、イベントやセミナーの告知、商品や動画の紹介など。別々に飛ばすこともできます。
テキストでたくさん告知すると、ゴチャゴチャしてしまうもの。しかし画像であればスッキリ見せることが可能。さらに視認性がアップするのでクリック率も高くなります。
7)リッチビデオメッセージ
動画メッセージ機能です。作成した動画メッセージをアップロードするか、指定のURLへリンクさせることができます。YouTubeチャンネルへ動画を
アップロードしている場合は、アクションボタンでリンクへ飛ばすことができます。アクションボタンは定型文の他に、自由テキストでの記入もできます。
メッセージ動画があることで、テキストだけでは伝わらない雰囲気や人間性が出るのでファン作りに有効です。
8)リッチメニュー
リッチメニューは、トーク画面の一番下に表示できるメニューです。サイズも複数種類あり、目的や用途に合わせて変更が可能です。リッチメニューは、リンクやクーポン、テキスト、ショップカードと組み合わせができます。登録者に訴求したいものをわかりやすく配置することでアクセスやアクセスを促します。
9)ショップカード
アパレル系や美容室、家電量販店などではアプリ型のポイントカードを導入している企業が多いと思います。しかし独自アプリの開発には費用もかかります。かといって、紙やプラスチックカードだと「かさばる」「忘れた」といったことが発生します。
ところがLINE公式アカウントなら、そのような問題もあっさり解決します。「ショップカード」というポイントカード作成機能がついているからです。
デザインの選択、ポイントが溜まった時の特典とそのポイント数を決めるだけで完成。特典は「特典チケット」として発行します。ポイントの貯め方はQRコードを読み込む形で行います。ボーナスポイントなども設定できるので、カード取得でボーナスをつけるなどしてショップカード登録者を増やすことがきます。
10)友だち追加
友だち追加では、友だち追加用のURLやQRコードの画像や設置用のコード、ボタン設置用のHTMLタグが確認できます。QRコードならお店にPOP掲示したり、名刺に添付して友だち登録を促しましょう。
11)リサーチ
リサーチは登録者にアンケートを取るための機能です。あらかじめ設定された項目でアンケートを行う「質問設定」と自由な設問で行う「自由形式」の2種類があります。サービス満足度や商品に関するアンケートを作れるので企業のマーケティング活動に役立ちます。その他にも人気投票やプレゼント投票などもできるので、登録者参加型のイベントとしての利用もできます。
3ーLINE公式アカウントの分析機能について
分析項目は7つあります。
・ダッシュボード
・メッセージ
・チャット
・友だち
・タイムライン
・クーポン
・ショップカード
1)ダッシュボード
ダッシュボードでは、それぞれの項目の全体像を一目で確認できます。大まかに全体像を捉えたい場合は、まずダッシュボードを確認しましょう。過去7日と30日での分析結果が見れます。
2)メッセージの分析
メッセージでは、配信数に対してのクリック数や応答メッセージのキーワード分析ができます。クリック率や登録者の反応を見ながらメッセージの改善につなげましょう。
3)チャットの分析
チャット分析は、登録者とのやり取りの発生回数や受信・返信数をチェックできます。チャットの回数はユーザーが関心を示している証拠です。数が少ない場合はメッセージ変更なのどの改善が必要です。
4)友だちの分析
友だちの分析では、友だち数、ターゲットリーチ数、ブロック数が確認できます。また、友だちの属性が性別・年齢・地域の割合で表示されます。これらの統計情報をもとに配信メッセージをユーザーにとって価値あるものに変えていきましょう。ブロック数も改善の指標として活用できます。
5)タイムライン分析
タイムライン分析は、インプレッション(投稿が見られた回数)、クリック、コメント、いいね、シェア数をチェックできます。タイムラインに投稿したものは、一斉送信とは違いLINE公式アカウント内のタイムラインや友だち登録者のマイ公式アカウント内で表示されます。タイムライン投稿は、ユーザーに通知が行かないため、メッセージとしての訴求効果は薄くなります。その反面、投稿しすぎが原因でブロックされることもありません。LINE公式アカウントでは、タイムラインをうまく使うことで集客効果を見込めます。たくさん配信してメッセージの統計を取り改善に繋げましょう。
6)クーポンの分析
クーポンの開封数や使用者数を確認できます。クーポンの場合は、実際に利用してもらわなくては意味がありません。使用率を確認しながらクーポンの内容を改善してきましょう。
7)ショップカードの分析
ショップカードの分析では付与ポイントの合計や使用率、特典チケットの発行や使用数をチェックできます。ショップカードは使ってもらわなくては意味がありません。数値が悪いようであれば、店頭での声かけを改善したり、ポイントアップのイベントを開催したりして再来店を促しましょう。
このようにLINE公式アカウントでは、運用改善の様々な分析が可能になっています。ぜひ積極的に活用しましょう。
4ー「アカウント」の機能について
アカウントページは、その公式アカウントがどんなものなのか、プロフィールを書き込むページです。ホームページと同じです。登録者に必要な情報をしっかりと記入します。
店舗の営業時間や連絡先、アクセス情報。サービス内容やクーポン、ショップカードの情報など。あなたのLINE公式アカウントが魅力的に映るように項目を埋めていきましょう。
設定項目は
・プロフィール
・基本情報
・コレクション
・最新コンテンツ
・テキスト の5つの項目です。
1)プロフィールの設定
プロフィールに表示する情報は、「トーク」を含む3つのボタンと営業時間やWebサイトのURL、簡単なメッセージなどです。ボタンは店舗運営ならクーポンやショップカードにしているところが多いです。
2)基本情報の設定
基本情報には
・紹介文
・営業時間
・予算
・電話番号
・Webサイト
・支払い方法
・設備
・地図
などを載せる項目があります。
業種にもよりますが、登録者が知りたいを思う情報は全て掲載しておきます。
3)コレクションの設定
コレクションとは、あなたの扱っている商品のメニューページです。画像、タイトル、説明文をつけて掲載します。リンクを貼ることもできるので詳細ページや販売ページへ飛ばすことも可能です。
4)最新コンテンツの設定
タイムラインの投稿を表示させることができます。必要がない場合は、チェックを外すと表示されなくなります。
5)テキストの設定
2000文字以内で好きな文章を記載できます。画像は1枚利用可能です。詳細なプロフィールや創業ストーリー、お客様の声など、活用方法は様々です。
5ー「チャット」の機能について
LINE公式アカウントのチャットには、登録者のステータス管理とタグ付け機能があります。たくさんの方とやり取りするとチャットが埋もれてしまいます。これらの機能を有効に使って効率的にチャット運用をしていきましょう。
1)ステータス
ステータスは5つあります。
• 受信
• 未読
• 要対応
• 対応済み
• スパム
登録者のチャットごとに「要対応」「対応済み」のマークをつけることができます。たくさん登録者が増えてきたときは、優先順位の高いものから対応していくことが出てきます。その時に便利なのが、要対応マーク。日をまたいで対応するときも忘れずに済みます。
2)タグ付け
タグは200個まで管理ができます。タグ管理をすることで、ランク分けをしたメッセージを個別に送ることが可能になります。
例えば、ある特定の商品を購入した人をタグ付けしておき、関連商品の情報を送ることもできるようになります。
アイディア次第で様々な活用ができます。
6ー「設定」について
設定画面では
・アカウントの設定
・権限管理
・応答設定
・Messaging API
ができます。
1)アカウント設定
・アカウント基本情報の編集(アイコンなど)
・認証ステータスの変更
・グループチャット可否の設定
・プレミアムIDの購入
・プランの変更
2)権限管理
LINE公式アカウントを複数で運営する際の権限を管理します。権限は4つあり、それぞれで操作できる部分が違います。
・管理者
・運用担当者
・運用担当者(配信権限なし)
・運用担当者(分析の閲覧権限なし)
メンバー管理ができるのは、管理者のみ。運用担当者には、メンバー管理以外の権限がありメッセージ送信もできます。そのほかの運用担当者には、メッセージの作成のみで送信権限がありません。
3)応答設定
応答モードは「bot」と「チャット」の2種類があります。「bot」は、いわゆる自動応答です。あらかじめ設定したキーワードに対して、返答します。
診断やQ&Aなどでよく見かけるやり取りです。