LINE@からLINE公式アカウントに切り替わって、大きく変更があったのが分析機能の充実です。
LINEをビジネスに活用して売上アップするためには、実際にLINE公式アカウントを運用したデータを分析することが効果的です。分析をすることで、
・商品は市場に合っているのか?
・キャンペーンの費用対効果はどれくらいだったのか?
・見込み客の属性や欲求は何か?
といったことが見えてくるので、より効率良く施策を行うことができます。
といっても、データ分析というと複雑な数字が並んでいて抵抗がある方も少なくないと思います。
実は、LINE公式アカウントの分析ページを見れば簡単に分析することができます。
そこで今回は、LINE公式アカウントで
どんな数値を計測することができるのか?
数値をどうやって分析すれば良いのか?
といったことを紹介していきます
LINE公式アカウント分析ページの使い方
まずは、PCでLINE Official Account Managerのページを開いてログインします。ログイン後、 アカウントを選択して「分析」を選択します。
「分析」では様々な項目の数字を分析することができるのですが、ここでは特に見ておく5つの項目を紹介します。
メッセージ
計測できる数値
・送信したメッセージ数
・応答メッセージの数
どうやって分析すれば良いのか?
日付ごとに送ったメッセージの数を見ることができるので、プロモーションで何通メッセージを送って、結果どれくらいの売り上げが発生したかを見ることができます。結果、どういったメッセージを送れば効果的に売上を上げることができるのかを知ることができます。
応答メッセージは、ユーザーが特定のキーワードを送ることで自動で送信されるメッセージのことです。応答メッセージの数は実際にリアクションをしてくれたユーザーの数に比例します。設定によって応答メッセージの数が変わるので、ユーザーがリアクションをしやすい仕様になっているか、わかりやすいメッセージか、といったところを測る指標になります。
メッセージ配信
計測できる数値
・開封率
どうやって分析すれば良いのか?
開封率は、送ったメッセージがどれくらい見られているかを表す指標です。一般的に配信する メッセージ数が増えるほど徐々に見られなくなります。見られないメッセージをどれだけ送っても意味がないので、開封率が下がってきていないかを小まめに確認しておくことは大切です。
逆に開封率が高いメッセージの傾向を掴むことで、プロモーションでメッセージを送る際に見られる数が増えるので売上アップに繋げることができます。
チャット
計測できる数値
・受信数
・送信数
どうやって分析すれば良いのか?
チャットの受信数・送信数は、友だち追加したユーザーとどれだけやり取りがあったかを表す指標です。この項目はLINE公式アカウントをどのように使っているかで解釈が変わってきます。
例えば、購入前のやり取りが増えるほど購入確率が高くなるような商品・サービスの販売にLINE公式アカウントを使用している場合は、友達が増えていてもチャットのやり取りが発生していないと売上に繋がらないので、受信数・送信数は多い方が良という解釈になります。
実際、CS対応をLINEに切り替えたことでお客様とのやり取りがスムーズになり、顧客満足度の向上に繋がっている事例もあります。詳しくはこちら↓
友だち
計測できる数値
・友だち追加数
・ブロック数
・性別、年齢、地域
どうやって分析すれば良いのか?
友だち追加数は、友だちを増やすためのキャンペーンで実際友だちはどれくらい増えたかを測ることができるので、実施したキャンペーンの費用対効果がわかり、次のキャンペーンに活かすことができます。
一方で、ブロック数を見ることで、追加された友だちからブロックされてないかを見ることも重要 です。例えば、クーポン欲しさに友だち追加して、クーポンをもらったらすぐにブロックする、といったことが多発していると、せっかくキャンペーンで友だち追加数を増やしても次の売上に繋が りません。
また、追加された友だちの属性を知ることでターゲットを絞ったメッセージを打ち出すことができるようになるので、より効果的な内容のメッセージになります。
タイムライン
計測できる数値
・インプレッション(表示回数)
・クリック数
・いいね数
・コメント数
・シェア数
どうやって分析すれば良いのか?
インプレッションとクリック数を見ることで、タイムラインに表示された投稿がどれくらい見られたか、注意を引けているか、を知ることができます。どれだけ投稿数を増やしても、見られていないと意味がないので、タイムラインへの投稿を行った際はここの数字を計測することが大切です。
また、タイムラインへ投稿することのメリットとして、いいね!やシェアで、自社のLINE公式アカウントに登録していないユーザーにも拡散されるという点があります。なので、いいね数やコメント数シェア数が多い投稿の傾向を掴んでおくことで、効果的にタイムラインを活用して売上に繋げることができます。
まとめ
今回はLINE公式アカウントの分析について解説しました。分析というと難しいイメージがつきまといますが、項目と見るポイントさえ絞ってしまえばシンプルになります。
大切なことは、キャンペーンや日々のLINEを使った発信をやりっぱなしにするのではなく、反応の数字を見ることで、効率的に売上アップを実現することができます。
これまで分析をしていなかった方は、ぜひLINE公式アカウントになってリニューアルした分析ページを使って数字を分析してみてください。