LINE公式アカウントには、様々な機能があります。その中でも「クーポン」はEC サイトへのアクセス増加や売り上げアップに効果的です。この記事ではクーポンの効果、 活用方法、クーポンの機能について解説しています。
LINE公式アカウントのクーポンの効果
LINE公式アカウントのクーポン機能は、上手に利用することでECサイトでの集客や売り上げアップに効果的です。そしてクーポンは定期的に発行することで、さらにその力を発揮します。理由は3つあります。
それは
● アクセス増加
● ブロック回避
● ユーザーとの関係性構築
の3つです。
クーポン発行でアクセス増加
LINE公式アカウントのクーポンには、サイトへのアクセス増加を促進する効果がありま す。クーポンは私たちの「お得に買い物がしたい」と言う心を刺激します。そのため、 クーポンが送られてくると特に買い物の予定がなくてもサイトに訪れて利用できるものが ないか?と確認したくなります。
つまりLINE公式アカウントを友だち追加してくれたユーザーに対して、定期的にクーポンを発行することで、サイトへのアクセスや販売促進をすることができるのです。
クーポン発行でブロック回避
LINE公式アカウントでは、定期的なクーポン発行がブロック回避に繋がります。基本的に人は「お得」なものが好き。そのためクーポンが発行されることで「このアカウントは、 クーポンが配信されるからお得」と感じます。ユーザーにとって役に立つアカウントだと認識されることで、ブロック回避に繋がるのです。
抽選クーポンでユーザーを巻き込める
LINE公式アカウントのクーポンには抽選機能があります。もちろん抽選なので、ハズレがあります。(当選確率は調整できます)一方的に配信されるクーポンよりも、抽選に参加 してGETしたクーポンでは意味合いが違います。抽選で当たったクーポンだからこそ、無駄にせず使いたいという欲求に駆られます。
つまり、この抽選というユーザーを巻き込む仕組みがサイトへの訪問や購入へと繋がるの です。さらに定期的に普段より割引率が高い抽選クーポンを発行すれば、ブロック回避にも繋がるでしょう。
ECサイトでのクーポン活用方法とは?
LINE公式アカウントのクーポン機能は、E Cサイトにとってどんな効果があるのでしょうか。実際にE Cサイトを運営する企業では、どのような成果を出したのか見ていきましょ う。
初めてのプロモーションで150万円の売上
これまでメルマガで売り上げを作っていましたが、メルマガの開封率の低さからLINE公式 アカウント(当時はLINE@)を活用するようになりました。メルマガだと配信して1週間 かけて100万~150万円の売上イメージに対して、LINEなら初めて配信したときに6時間程度でメルマガ配信と同様の数字が取れました。
LINEの友だち数はメルマガ会員の1/3以下ですが、現在では一回のプロモーションに対して、メルマガの数倍以上になっています。
このように、LINE公式アカウントのクーポンは、ECサイトでの集客や売り上げアップに大きく貢献する機能となっています。
LINE公式アカウントのクーポン作成手順
それでは実際にクーポンを作成する手順を解説します。
まず、LINE公式アカウントの左メニューから「クーポン」を選択
クーポンのメニューに移るので、「作成」を押します。
後は必要項目を埋めていけば、クーポン完成です。
LINE公式アカウントのクーポンの作成で必要な項目は以下のとおり。
● クーポン名(タイトル)
● 有効期限
● 写真(メイン画像)
● 利用ガイド(使用条件)
● 抽選
● 公開範囲(公開設定)
● 使用可能回数
● クーポンコード
● クーポンタイプ
一つずつ見ていくと、
クーポン名(タイトル)をつける
クーポンのタイトルをつけます。クーポン名は全角で60文字まで利用できます。対象ユーザーに対して、響くメッセージを心がけましょう。
有効期限
いつまで使えるクーポンなのか有効期限を設定します。日付だけでなく、細かく分単位まで設定が可能です。
写真(メイン画像)
クーポンの画像です。対象となるユーザーが目を引く画像を設定しましょう。画像ファイ ルのサイズは、10MB以下の画像。ファイル形式はJPG、JPEG、PNGのみアップロードが可能です。推奨画像サイズは640px × 640pxとなっています。
利用ガイド(使用条件)
クーポンの使用条件について書いておきます。どんな時に使えるのか、商品や金額などの 縛りがある場合はしっかりと明記します。また、E Cサイトで利用する際の利用方法も書いておくと親切です。使い方がわからず「使えなかった」とならないようにしましょう。使用方法がわかりづらいとそれだけでお客さんの心証が悪くなってしまいます。せっかくの クーポンが逆効果にならないように注意してください。
抽選
クーポンには、抽選機能をつけることができます。当選確率を1%~99%で設定できま す。抽選にすることで、ゲーム感覚となりユーザーが楽しんでクーポンをGETできます。 仮に当選確率が高かったとしても、あたりが出ると嬉しいもの。
「クーポンが当たったから使ってみよう」そんな気持ちになります。普段出しているクー ポンと抽選タイプで割引金額が違うなどの工夫をすれば、より集客効果を見込めますし、 ブロックされる可能性も低くなるはずです。
また、当選確率を設定した場合には、当選者数の上限を決めることができます。当選人数 は最大6人。それ以上にしたい場合は、当選者数は「上限なし」を選択しましょう。
公開範囲
クーポンには公開範囲の設定があります。
設定は3種類で、
1. 全体公開
2. 友だちのみ
3. 友だちのみ(シェア可能)
設定によってクーポンが配布できる範囲が異なります。
全体公開
全体公開では、トークやタイムラインでの配布。その他にも、ブログやTwitter、H PなどにクーポンU R Lを貼り付けて配布が可能です。広範囲にクーポンをばら撒きたい。そんな時は、この全体公開設定が有効です。
友だちのみ
一方、友だちのみの設定にすると、他の人とのシェアができません。自社のアカウントの 友だち追加をした人のみがクーポンを利用できます。S N SやH P上での配布はできません。友だちになった人だけの特別感を演出したい場合に有効です。
友だちのみ(シェア可能)
クーポンでシェアが可能な設定もあります。それが「友だちのみ(シェア可能)」の設定 です。しかし、この設定でシェアできるのは、あくまでLINEでのみ。S N Sやブログ、メールなどにクーポンU R Lを貼っても利用できません。LINEを介してのシェアのみ可能なので注意が必要です。
使用可能回数
クーポンには使用制限が設定できます。「1回のみ」もしくは「上限なし」。上限無しに すれば、何度も利用できます。しかし基本的には1回のみの設定てにする方がいいでしょう。理由は、トークを見てもらえない可能性が出てくるからです。
上限がないと一回クーポンを受け取ったら、友だちでいる理由が薄くなってしまいます。 それ以上見てもらえない可能性があるのです。別のプロモーションに気付いてもらえな かったり、あるいは、クーポンをゲットして、その後ブロックされてしまうかもしれません。ここは1回のみを選択しておくことをオススメします。
クーポンコード
複数のクーポンを発行した場合に、会計時にどのクーポンが使われたのかを把握するため に利用できます。クーポンごとの集計などが必要ない場合には、利用する必要はありませ ん。
クーポンタイプ
クーポンにはいくつか種類があります。