LINE@は集客や売上アップの施策のほかにも、カスタマーサポートとしても活用できるため、とても利便性の優れたツールになります。LINE@の注意すべき点を押さえておくことで、より効果的に成果を生み出すことが可能になります。
ぜひこの記事を読んで、LINE@で何を注意しておけば良いのか確認してみてください。
LINE@設定の注意点
LINE@を最大限利用するためには、LINE@の注意点(禁止事項やガイドライン)をしっかり確認したうえで利用する必要があります。もし、注意点をしっかりと確認せずにLINE@を始め、LINE@の利用規約に反するとアカウントの利用停止・解除を強制的に行われてしまいます。
これまであなたが集めてきた友だちやこれまで築き上げてきた信頼が一気に失われてしまいます。そうならないために、これから説明する注意点をしっかり確認してください。すでにLINE@を始められている方にも、参考となる内容です。
LINE@(LINE)の禁止事項
LINE@を利用する際の禁止事項について説明します。基本的にはLINEの禁止事項と同じ注意点となります。項目数が多いため、体表的なものを一部抜粋し説明します。
- 著作権や知的財産権等の他人の権利を侵害する、または侵害するおそれのあるもの
- 他人の名誉を毀損するおそれのあるもの
- プライバシーを侵害するおそれのあるもの
- 差別を助長する又は人権を侵害するおそれのあるもの
- 公序良俗に反する又は反するおそれのあるもの
- 反社会的勢力に対する利益供与、その他の協力行為に該当するおそれのあるもの
- 過度に暴力的な表現や醜悪、残虐、猟奇的等で不快感を与えるおそれのあるもの
- LINEのサーバやネットワークシステムに支障を与える行為、または支障を与えるもの
- 社会通念上のモラルに反する又は反するおそれのあるもの
- 科学的根拠が乏しいもの
※出典:LINE@ガイドライン
一般アカウントを利用できない人・団体
LINE@の一般アカウントを利用できない人や団体について説明します。一つでも下記の課規約に触れる恐れがある場合は事前に、該当部分をクリアにしてからLINE@を利用する必要があります。ご注意ください。
- モニター商法、内職商法等、無限連鎖講およびマルチ商法に関するか又はこれらに類似し若しくは類似するおそれのある業務を行っている法人・団体・個人
- 性風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律に定義される、性風俗関連特殊営業及び電話異性紹介営業に該当若しくは類似するおそれのある業務を行っている法人・団体・個人
- 面識のない第三者との交際を希望する者に、場所や機会を提供する法人・団体・個人
- 薬物や凶器の売買・仲介・斡旋等、違法行為ないし犯罪行為を構成し又は助長するおそれのある法人・団体・個人
- 犯罪に使用されるおそれが高い商品の販売又はサービスの提供を行っている法人・団体・個人
- いわゆる霊感商法・霊視商法を行っている若しくは行うおそれのある又は社会的相当性を欠く宗教的活動を行っている又は行うおそれのある法人・団体・個人
- その他当社が本サービスの利用に不適当であると判断する法人・団体・個人(LINEユーザーに不利益を被らせる可能性のある法人・団体・個人、当社の信用若しくは評判に悪影響を与える可能性のある法人・団体・個人、当社をクレームや紛争等に巻き込む可能性のある法人・団体・個人などが含まれますが、これらに限られません。)
※出典:LINE@ガイドライン
LINE@プランによる違い
LINE@はプランにより利用できるサービス内容が異なるので注意してください。あなたがLINE@で、どんなターゲットにどんなコンテンツをどれだけの数配信したいのかがプランの使い分けにつながります。どのような違いがあるかは、下記の表をご覧ください。
フリー | ベーシック | プロ | ||
---|---|---|---|---|
費用 | 月額 | 0円 | 5,400円(税込) | 21,600円(税込) |
機能 | メッセージ配信 | ターゲットリーチ数 ×吹き出し数 1,000通まで |
ターゲットリーチ数 5,000人以内は 無制限で配信可能 |
ターゲットリーチ数 100,000人以内は 無制限で配信可能 |
タイムライン投稿 | 4回/月 | 無制限 | 無制限 | |
1:1トーク | 〇 | 〇 | 〇 | |
LINE@アプリ | 〇 | 〇 | 〇 | |
クーポン機能 | 〇 | 〇 | 〇 | |
リサーチページ | 〇 | 〇 | 〇 | |
LINEショップカード | 〇 | 〇 | 〇 | |
アカウントページ | 〇 | 〇 | 〇 | |
アカウントページ内の 広告枠 / おすすめ枠の非表示 |
✖ | 〇 | 〇 | |
リッチメッセージ | ✖ | 〇 | 〇 | |
動画メッセージ | ✖ | 〇 | 〇 | |
音声メッセージ | ✖ | 〇 | 〇 | |
リッチビデオメッセージ | ✖ | ✖ | 〇 | |
友だちの属性表示 (性別、年齢、 地域など) |
✖ | ✖ | 〇 | |
ターゲティングメッセージ (属性別に配信) |
✖ | ✖ | 〇 | |
リッチメニュー | ✖ | 〇 | 〇 |
LINE@のプラン切り替えの注意点
LINE@のアカウント登録をして、具体的にどんな機能を使って集客をするか明確に決まっている人は、はじめから有料プランに入るでしょう。しかし、ほとんどの方はアカウント登録時は無料プランから始め、他の機能を試したい配信数を増やしたいといったタイミングで有料プランに切り替えることをお勧めします。
ただし、有料プランでのみ使える「友だちの属性表示」や「ターゲティングメッセージ」は、LINE@の中では比較的早い段階で効果を期待できる機能です。LINE@を初めてすぐに効果を出したいという方には初めから有料プランに入り期間を決めて効果を確認してみるのも一つの方法です。効果があまり期待できないのであれば、あとで無料プランに戻せば問題ありません。
注意点として、LINE@で何を配信するか、どの機能を使うかが明確でない場合は有料プランから初めても、使いこなすことができず費用の無駄になる可能性があります。
反対にプランのダウングレードは、「フリー」へのダウングレードのみとなります。下位の有料のプランへダウングレードすることはできないため、ご注意ください。
LINE@を最大限利用するための注意点
LINE@を最大限利用するための方法を説明します。LINE@のアカウントを作ったけど、効果を出すためには何をすればいいの?という方にぜひ見ていただきたい内容を説明しています。
ただ闇雲にホームへ投稿したりメッセージを送るだけでは、あなたが期待しているような効果を出すことは難しいでしょう。また、そのような方法では、友だちにブロックされる可能性もあります。ブロックを回避しつつ効果を出すための注意点を説明します。
ターゲティングメッセージの注意点
ターゲティングメッセージとは、LINE@であなたが集客したいターゲット層を絞ってメッセージを送ることです。設定できる条件は以下の5パターンとなります。
・ 性別
・ 年代
・ OS
・ 居住地域
・ 友だち経過日数
ターゲティングをする理由は、あたの商品やサービスを利用してくれる人に情報を配信したいからです。ターゲティングメッセージを使うことで、一斉送信と比べて通数を抑えながら、効果的に集客することができます。
ターゲティングメッセージは効果がある一方で、
・ プロプランのみ利用可能
・ 有効友だち数100人以上で利用可能
・ 推定配信数が50人以上で配信可能
など、プロプランでもいくつかの条件があるので注意が必要です。
配信内容に関する注意点
LINE@で友だち登録をしてくれる人は、あなたの商品やサービスに興味をもってくれた方です。そのような方へどんなメッセージを送ればいいのか。これはとても簡単で、メッセージを受け取った人が喜ぶ内容です。クーポンや割引、価値のある情報を送るようにしましょう。
例えば、LINE@限定の情報や、商品やサービスの開発ストーリー等は喜ばれる傾向にあります。それとは逆に、ありきたりな内容や売込みばかりのメッセージや投稿は嫌われて、ブロックされる可能性が高くなるので注意が必要です。配信内容についてはこちらも合わせてご確認ください。
ブロックを回避するための注意点
友だち登録をしてくれてもブロックされてしまうと、こちらから配信したメッセージは見てもらうことができません。では、どうすればいいのか。
ブロックを回避する方法には下記のようなものがあります。
・ 最適な配信頻度や時間を知る
・ 友だち登録時に配信内容を告知する
・ リッチメッセージを活用する
・ クーポンの配信 / 告知や予告など相手の興味関心を引く
・ その他、登録してくれた人が喜ぶ内容の配信をする
・ 1:1 トークによるカスタマーサポートを行う
詳細はこちらのページで説明しています。
スタンプ配信する際の注意点
LINEでは当たり前のように使われているスタンプ。実はLINE@のアカウントを持っていれば、これらを配信することができます。スタンプを配信することのメリットは、商品やサービスの認知度のUPにつながります。またスタンプを販売することでその売上も収益として見込める点です。ただし、スタンプを配信するには注意すべき点がいくつかあります。詳細はこちらのページで説明しています。
ホーム(タイムライン)を使い方に関する注意点
LINE@のホームはメッセージと違い、自発的に見に来てもらうものです。そのため、どんなに投稿してもブロックされる可能性は低いため、積極的に活用したい機能です。ただし、フリープランは4回までしか投稿ができないため注意が必要です。ホームを有効活用する方法はこちらのページで詳しく説明しています。
クーポンを活用法する際の注意点
LINE@ではクーポン機能があります。これは上手く使うことで、友だち登録を促したり、新規顧客をリピート客へと育てることができます。ただ、クーポンを配るだけではその場限りのお客様になってしまう可能性があるので、上手く活用してリピート客へ育てましょう。こちらのぺージで詳しく説明しています。
LINE@のセキュリティに関する注意点
LINE@を利用している人の中でセキュリティにまで注意をしている人がどれだけいるでしょうか。もしLINE@を第三者に乗っ取られてしまうと、そこから情報が洩れお客様からの信頼を失うことになります。また、LINE@で勝手にホーム投稿をしたりメッセージを送ったりすることも可能になります。LINE@を運用するうえで、絶対に怠ってはいけない部分です。具体的にどうすればいいのか、こちらのページで説明しています。
まとめ
LINE@の注意点、あなたのアカウントではいくつクリアしていたでしょうか。ガイドランや禁止事項に、しっかりと目を通さずにアカウントを作成し運用している人は多くいます。しかし、一歩間違えればせっかく育てたアカウントの利用停止や解約につながります。
そうならないためにも、時間をとって一度しっかりと規約に目を通すことをおすすめします。また、LINE@ではプランによって使える機能が異なります。そして、それぞれの機能を上手く使い、このページで説明した内容を実践すればLINE@でも十分結果を出すことが可能です。ぜひ、あなたのビジネスの成長に役立ててください。