LINE@は、友達登録している全ユーザーにメッセージを一斉に配信することができます。
そのため、多くの企業や個人事業主の方が、自分の店舗や製品などの最新情報を配信するなどLINE@を集客に役立てています。
LINE@で一斉に配信できるのは、メッセージだけではありません。画像や動画、音声、クーポンなどを気軽に送ることが出来るので、文章だけよりも商品やサービスのPRがしやすいところが人気の一つです。
- これからLINE@を導入しようか検討をしている
- 導入したばかりでLINE@で何が配信できるのかを知りたい
そんな方のために、今回はLINE@で配信できることをご紹介します。
意外と知られていなかった!?LINE@で配信できる8つのこと
テキストの配信
LINE@の友だちになってくれたユーザーに対してテキストを配信できます。文字数は、1つの投稿(吹き出し)につき500文字まで送ることができ、3吹き出しまで1つのグループとして配信することができます。
無料のフリープランでも、1ヶ月間で、ターゲットリーチ数 × 吹き出し数 = 1,000通 までテキストを配信する事ができます。※一度配信されたテキストの編集や削除はできないので、誤字脱字には注意してください。
LINE@のプロプランを利用すれば、ターゲットリーチ数を大幅に増やすことができるだけでなく、ユーザーを属性に分けることができるので、属性ごとに文章を変えて配信することができます。
画像の配信
LINE@では、PC・スマホ内にある画像を選択して、ユーザーに配信する事ができます。テキストメッセージと違い、画像は視覚的にも目立つため、他のメッセージに埋もれることがありません。また、文章だけではなく、画像がある事により、店舗や商品などの伝えたい情報が視覚的に伝えることができます。
この画像配信の中でも、より効果的なのが「リッチメッセージ」と呼ばれるものです。
画像のみでの配信は、タップすると画像が拡大表示されるだけですが、リッチメッセージは違います。
リンク先を設定できる画像で、タップすると設定したURLに遷移したり、クーポン画面を表示させたりすることができます。
スタンプの配信
誰でも一度は、LINEの企業の無料スタンプをダウンロードしたことがあるのではないでしょうか?
このスタンプは、プロモーションスタンプと言って、LINEで友だちを一気に増やす上で、非常に効果が高い施策の一つです。しかし、プロモーションスタンプを配信するには、「LINE公式アカウントの運営費+スタンプ配信費」がかかり、かなりのコストがかかります。中小企業や個人事業主の方がLINEスタンプを作って配信するには費用がかかりすぎるため、おすすめできません。
そこでおすすめなのが、クリエイターズスタンプ。無料でスタンプをつくることができます。クリエイターズスタンプはプロモーションスタンプのように、LINEの公式アカウントに誘導できませんし、友だち追加を条件としてスタンプをプレゼントする、などといった事はできません。そのため、友だちを増やすためには効果は発揮されません。
ですが、意外と知られていない効果があるのです。それは、ユーザーとの距離を一気に縮めることができることです。テキストのみの会話よりもLINE@の方が、感情が伝わりやすいため、ユーザーとの会話が盛り上がり、再販につながりやすくなります。
可能であれば、自社のキャラクターなどを作って、LINE@でのユーザーとの会話でそのスタンプを使いましょう。
クーポンの配信
LINE@では、集客に効果的なクーポンを簡単に作成することができます。また、メッセージと一緒にユーザーへ配信することができます。
LINE@のクーポンのフォーマットは2種類あり、「全員配信」のクーポンと「抽選型」のクーポンがあります。使用回数や有効期限まで指定することができ、その時のターゲットや目的により、作り分ける事ができます。
「抽選型」はゲーム要素や運試しの要素があるため、この「抽選型」をうまく利用することで、再販につながったり、話題性が高まって拡散されてLINE@のユーザー数が増えたり、ブロックを防ぐことにつなげることができます。ぜひ工夫してみて下さい。
タイムラインの配信
LINE@ユーザーのタイムラインに情報を配信することができます。
一方的に一括配信するメッセージ機能とは違い、タイムラインでは投稿を見たユーザーからアクションを得ることができます。しかも、そのアクションに対して返信ができるため、LINE@ユーザーとのコミュニケーションがはかれます。
さらに、タイムラインに投稿することによって、多くのユーザーの目に留まる確率が高まるため、友だちの友だちなど、まだ友だちではないユーザーに対して情報発信や認知拡大を狙うことができます。
動画・音声メッセージの配信
LINE@では、あらかじめ作成した動画、音声ファイルを配信することができます。
メッセージや画像では伝わりきらない魅力を配信することで、店舗や商品などの情報を、動画や音声を通して配信できる機能であるため、より配信のクオリティーがあがります。
しかし、意外と知られていないのが、LINE@にはファイルのサイズに制限があることです。
● 動画の場合
容量:200MB以下
時間:おおよそ3分程度(200MBを超えなければ時間は問題無し)
推奨ファイル形式:mp4推奨(wmv、mpg、avi、movも可能)
● 音声の場合
容量:200MB以下
時間:10分以内
推奨ファイル形式:wav、mp3、m4a など一般的なファイル形式なら問題無し
上記の制限が超えていないか、送信前に確認しましょう。
固定メニューの配信(リッチメニュー)
トークルームの画面下(キーボードエリア)にオリジナルのメニューを表示できる機能です。
外部のURLや、事前に設定したキーワード応答をメニューとして設定できるので、期間限定のキャンペーンや宣伝の情報配信にはぴったりの機能です。
LINE@のテンプレートは2種類あり、「画像タイプ」と「(テキスト+アイコン)タイプ」のどちらかを選択可能です。
『画像タイプ』
自身で作成した画像をアップロードし表示することが可能です。
推奨画像サイズは1200×810で、このサイズ以下になると画質が落ちる可能性がありますが、これ以上のサイズになると容量が重く、アップロードに時間がかかる可能性があります。画像容量が1MBを超えるとアップロードができなくなります。
『テキスト+アイコンタイプ』
規定のアイコンとテキストで表示することが可能です。
テンプレートボタンの分割のタイプは4個or6個の2種類の中から選ぶことができ、アイコンは75種類の中から選べます。2箇所以上に同じURLを設定することはできません。
固定ビデオメッセージの配信(リッチビデオメッセージ)
リッチメニューは画像でしたがこちらは動画を配信できます。
トーク画面下(キーボードエリア)に動画を配置することができ、ユーザーがトーク画面を開くと自動的に再生されます。また、視聴終了後には任意のURLに促すことも可能です。
動画配信ではクリックしない限り動画が再生されないので、より伝えたい情報を配信する場合にはLINE@のリッチビデオメッセージがオススメです。
動画容量:200MB以下
推奨ファイル形式:mp4
動画形状:正方形・横長・縦長 いずれも設定可能。推奨は正方形。
※動画がトーク内で表示、保存される期間→14日間
※動画のシェア・保存は不可。
LINE@の配信方法は2つある
LINE@での情報配信は、うまく活用すれば来店促進やリピーター率の向上、売り上げUPへの効果に繋がります。リアルタイムに販促、PRができ、ユーザーとのコミュニケーションも可能なため、ホームページやメルマガ等では対応できなかったスピード感のある対応ができるのも、LINE@の大きなメリットです。
LINE@の配信方法には2つあります。すぐに送信できる『通常送信』とあらかじめ送信日時を指定できる『時間指定送信』です。もし送信したい日時に作業中、接客中だとしても、この機能を使用することで配信したい日時にスムーズに情報発信することができます。
LINE@では、文字以外にも画像や動画などをスマホでその場で撮影してすぐに送信できるので、さらに臨場感とリアル感をプラスすることができます。この他にも、ファイルが送信できたり、現在位置の地図を送ったり、ボイスメッセージを送信したり、スタンプ送信など、文字以外でもコミュニケーションできるのが、LINE@の魅力・面白さにつながっていると思います。
LINE@の配信での注意点
しかし、LINE@の配信には、注意しなければならないこともあります。
1日に何度も配信したり、配信頻度があまりにも短すぎると、ユーザーにとって迷惑メールと同じ扱いとなってしまいます。迷惑メールの様に感じられてしまうと、せっかく友だち追加したユーザーがアカウントをブロックしてしまう可能性も出てきてしまいます。深夜や早朝などの迷惑な時間の配信は絶対にNGです。ユーザーへの配慮のない配信もブロックされてしまう可能性があります。
伝えたい情報内容や目的と同じくらい、配信する時間は重要です。何時ごろ配信すべきなのかをじっくり考えてから配信しましょう。
まとめ
今回は、LINE@の配信するために知っておきたい基本的な知識について紹介しました。
どんな配信をするのか?によってユーザーの反応率が大きく変わるので、しっかりと伝えるべきことを、簡潔にわかりやすく、伝えられているのか?を考えた文章を書く事が大切です。
文章が苦手だったり伝わりにくい紹介の時は、画像や動画での配信をすることでお客さんもイメージがしやすいです。
適正を見極めて、配信方法を工夫しながら、集客に役立てていただければ幸いです。